2010年3月7日日曜日

音楽は不思議だ
なぜそれが娯楽の対象になりうるのか?

絵画は現実に例がある
それは網膜に映る像そのものである。
文学は現実に例がある
それは耳から入る自然言語そのものである。

しかし音楽はなんだ?
なぜただの音の信号に対して
明るいとか暗いとか
発奮させるだとか冷静にさせるだとか
そのような感情を呼び起こす力が生じるのか?

これに対する一つの説は倍音とゲシュタルト心理によって語られる
・倍音構造に強く従うものは秩序性が高い
・秩序性が高い物は安定な印象を与え、そうでないものは不安定な印象を与える。

そして
・時間の遷移によって
 不安定から安定への状態変化は心地よさを聴者にひきおこす


・秩序性が高すぎると単調な感じを与える
 それはいわば、白(もしくは黒)一面で塗りつぶされた絵画の様なものである
・秩序性が低すぎると無秩序な感じを与え、雑音とみなされる。
 それはいわば、テレビのノイズの様なものである。
 そこに創作者の意思は含まれない者と認知され、音楽的価値は汲み取られようとはされない。

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