「おや、ジャック
何をしているんだい
お姉さんなんか背負って」
「ああ、近所のおじさん
今大変なんだ
お姉さんが寝すぎて酔ってしまって」
「それを言うなら
酔いすぎて寝てしまって、だろう?」
「ああ、そうともいうね。あんまりかわんないや。
おじちゃん。
悪いけれど、ちょっと運ぶの手伝ってくれない?」
「ああ、いいともさ、ジャック。
よいしょっと。
ありゃ、案外重いねえ」
ゲシズカドカーン!
「う”ああああぁぁぁぁ!」
「ああ!おじさーん!」
「誰が重いっていうのよ!
ヴァルハラの向こうまで飛んでけー!
……むにゃむにゃ」
「おじさん大丈夫?」
「ああ、大丈夫だとも
どうやら安らかな死を迎えられそうじゃ。ゲボハッ」
「しなないでおじさーん!」
「ゲボハッ」
「こっちに吐かないでおじさーん!」
「おや、失礼。(くるり)。ゲボハッ」
「自動筆記とはいえなんていい加減な会話なの……
もう一度脚本入門書でも読み直した方がいいようね
……むにゃむにゃ」
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