2009年4月1日水曜日

「普通、空に見える月は一つだ
 でも、今確かに、無数の月が見えている
 空を覆い尽くすばかりに
 全く同一の満月が天球に貼り付いている
 私は知っている
 あの月は犬の目だ
 ついに犬の呪いが私の身にも振りかかったのだ
 無音の静寂の中、無数の付きの目は
 ずっと押し黙ったまま
 暗闇の向こうからこちらを見ている」

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